高水準な日本のプラスチックリサイクル。その問題点は?

環境問題

日本のプラスチックリサイクル率

年々向上するリサイクル率

2019年の日本のプラスチックリサイクル率は85%
年々リサイクル率は向上してきており、企業や自治体の方々の努力が着実に成果に出てきています。

国際的イニシアチブのBack to Blueによるplastic management indexで、日本は世界で2位の管理能力があると評価されています。

リサイクルの内訳

一方で、日本のプラスチックリサイクルには課題も残っています。
最近環境問題に関心を持った方は、リサイクルというと、廃材が再び製品に使用されるマテリアルリサイクルを思い浮かべるかもしれません。
実は日本のプラスチックごみでマテリアルリサイクルされているものは2割強しかありません。

では回収された他のプラスチックごみはどうなっているのか?というと、大半が燃やして生じたエネルギーを電力などに活用するサーマルリサイクルにより処理されています

つまり回収されたプラスチックの約6割は燃やされているということです!

以下のとおり、近年のリサイクル率向上は排出量の低下とサーマルリサイクル率の向上によるもので、マテリアルリサイクル率が向上したわけではありません。

私たちにできる事

マテリアルリサイクル率の向上は、企業や自治体による取り組みによるところが大きいですが、私たちにもできる事はあります!

  • なるべくプラスチック製品を買わない!
  • マイバッグ・マイボトルを持ち歩く!
  • ゴミの分別をしっかりと行う!
  • プラスチック・PETボトル製品を購入する際は、バイオプラスチックやリサイクルプラスチックの物を購入する。

簡単なことですが、実践し続けるのはなかなか難しいこと。
まずは重くとらえすぎず、思い出したらやってみるくらいの気持ちで取り組んでみましょう!
気付いたら習慣になっていきます!

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